出典:中央労働災害防止協会
出典:中央労働災害防止協会
※1:深夜勤務の頻度や時間数などから総合的に判断してください。深夜勤務は、深夜時間帯(午後10時~午前5時)の一部または全部を含む勤務をいいます。
※2:肉体的作業や寒冷・暑熱作業などの身体的な面での負担
あなたの仕事による負担度はいかがでしたか?
このチェックリストでは、健康障害防止の観点から、これまでの医学研究の結果に基づいて、仕事による負担度を判定できます。
負担度の点数が2以上の人は、疲労が蓄積されている可能性があります。①で「時々ある」「よくある」にチェックした項目の改善が必要です。個人の裁量で改善可能な項目は自分で改善し、個人の裁量で改善不可能な項目については、上司や産業医等に相談して勤務の状況を改善するように努力してください。なお、仕事以外のライフスタイルに原因があって自覚症状が多い場合も見受けられます。疲労を蓄積させないためには、負担を減らし、睡眠・休養をしっかりとる必要があります。労働時間の短縮は、仕事による負担を減らすのと同時に睡眠・休養をとりやすくするので、疲労蓄積の予防法の一つとして効果的と考えられています。あなたの時間外労働時間が月45時間を超えているようなら、ぜひ労働時間の短縮を検討してください。
時間外労働は、仕事による負荷を大きくするだけでなく、睡眠・休養の機会を減少させるので、疲労蓄積の重要な原因の一つと考えられています。医学的知見をもとに推定した時間外労働時間(週40時間を超える部分)と脳出血などの脳血管疾患、心筋梗塞などの虚血性心疾患の発症などの健康障害のリスクとの関連性は図のようになります。
チェックで仕事による負担度が低いと判定されても、時間外労働時間が長い場合は要注意です。