キムチ鍋は、韓国で一般に食べられている鍋料理で、白菜のキムチのほか、肉、豆腐、野菜などをふんだんに使い、体の芯から温まる料理です。
キムチに多く含まれている乳酸菌には、腸内環境をよくしたり免疫力をアップさせる働きがあります。また、唐辛子に含まれるカプサイシンには、胃腸の粘膜を刺激して便通を整えます。にんじんやブロッコリーなどに含まれているビタミンA(カロテン)やビタミンCには抗酸化作用があり、体を酸化から守ります。
キムチ鍋

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栄養素(1人分)
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エネルギー281kcal
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たんぱく質26.0g
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脂質12.0g
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炭水化物17.7g
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塩分3.3g
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ビタミンC67㎎
キムチはとても辛いものと思われている方も多いようですが、いろいろな食材が漬け込まれているので、まろやかな辛みです。 豚肉の代わりに鮭、生だら、えび、ホタテ貝など、野菜はもやし、きのこ、白菜、水菜、春菊、わかめなどもおすすめです。

材料(2人分)
豚肉(もも薄切り))
140g
木綿豆腐
200g
大根
120g
長ねぎ
60g
にんじん
40g
しめじ
40g
キムチ
150g
ブロッコリー
60g
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水600g(3カップ)
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顆粒中華だし2g(小さじ 2/3)
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塩1g(小さじ 1/6)
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しょうゆ6g(小さじ 1)
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作り方
- 豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- 木綿豆腐は縦半分に切り、1cm厚さに切ります。
- 大根は1cm厚さのいちょう切り、長ねぎは斜めに切ります。にんじんは大根より薄い半月に切ります。
- しめじは小房に分けます。
- ブロッコリーは固めに茹でて小房に分けます。
- 鍋に水、顆粒中華だし、塩、しょうゆ、3を入れて火にかけます。
- 野菜が柔らかくなったら1、4、キムチを入れ、煮立ってきたらあくをとります。 最後に2、5を加えて少し煮ます。
ビタミンCを多く含む食品(100g/mg)
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赤ピーマン170
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芽キャベツ160
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菜の花130
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ブロッコリー120
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カリフラワー81
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豆苗79
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甘柿70
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キウイフルーツ69
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いちご62
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オレンジ(ネーブルオレンジ)60
フルーツポンチ

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栄養素(1人分)
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エネルギー107kcal
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たんぱく質1.0g
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脂質0.2g
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炭水化物27.8g
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塩分0.0g
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ビタミンC44㎎
いちご、りんご、みかんなどを使用しましたが、季節の果物なら何でもOK!
キウイ、柿、かんきつ類など、ビタミンCが豊富なものを選べばさびない体づくりに♪

材料(2人分)
いちご
80g
りんご
60g
バナナ
60g
みかん
60g
砂糖
18g(大さじ2)
水
60g(大さじ4)
レモン汁
10g(小さじ2)
ミント
適宣
作り方
- いちごはヘタを取り、乱切りにします。
- りんごは皮をむき、8つ割りにして、乱切りにします。
- バナナは皮をむいて乱切りにし、レモン汁少々(分量外)をかけておきます。
- みかんは房に分けて半分に切ります。
- 砂糖、水を火にかけて、砂糖が溶けるまで少し煮詰めたら火を止め冷まし、最後にレモン汁を加えます。
- 5に1~4を入れて数分置いたのち、器に盛ります。あればミントを添えます。

宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
宗像先生のホームページはこちらから。
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