旅行によい季節となりました。旅行中や寝ているときに、突然足がつったり、こむら返りを経験したことはありませんか? 足のつり、こむら返りの代表的な原因に、筋肉疲労や冷えによる血行不良などがあります。栄養の面からはカルシウム、マグネシウム、ビタミンやタウリンなどの不足が考えられます。乳製品、大豆製品、葉野菜、魚介類など、普段からバランスのとれた食事を心がけましょう。また、水分不足も足がつりやすくなる原因のひとつなので、こまめにとるようにしましょう!

メニュー 一覧
- いかとアスパラガスのピリ辛炒め
- じゃがいもと干ししいたけのみそ煮
- 水菜としらたきのたらこ和え
- 小松菜のピーナッツ和え
- 豆腐のすまし汁
1食分の栄養素
- エネルギー 530kcal
- たんぱく質 27.8g
- 脂質 10.6g
- カルシウム 223mg
- マグネシウム 199mg
- 塩分 3.4g
いかとアスパラガスのピリ辛炒め

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栄養素(1人分)
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エネルギー113kcal
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たんぱく質15.0g
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脂質4.8g
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カルシウム19mg
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マグネシウム41mg
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塩分1.0g
いかにはマグネシウム、タウリンが多く含まれています。味付けは、豆板醤をきかせて酒と塩味でさっぱりと。いかの代わりにあさりやかつお、あじ、いわしなどでも。

材料(2人分)
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いか(皮をむいたもの)150g
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アスパラガス100g
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しめじ20g
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豆板醤2g(小さじ1/3)
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生姜みじん切り少々
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油8g(小さじ1 1/2)
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塩1g(小さじ1/6)
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酒10g(小さじ2)
作り方
- いかは表面に格子状の切込みを入れてから一口大に切り、酒(分量外)少々をふりかけます。
- アスパラガスは硬めにゆでて4cm長さに切ります。しめじは小房に分けておきます。
- フライパンに油をあたため、生姜を炒ます。香りが出たら、いか、しめじ、豆板醤を入れて炒めます。いかに火が通ったらアスパラガスを加えて炒め、塩、酒で調味します。
じゃがいもと干ししいたけのみそ煮

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栄養素(1人分)
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エネルギー96kcal
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たんぱく質3.3g
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脂質0.6g
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カルシウム29mg
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マグネシウム33mg
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塩分1.2g
コクのあるみそ味の煮物です。じゃがいもの白、にんじんの赤、さやいんげんの緑、しいたけの黒と、彩りよく、栄養バランスもばっちりです。じゃがいもは里芋に、野菜は赤ピーマン、エリンギ、きくらげ、青梗菜に代えても。

材料(2人分)
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じゃがいも150g(大1個)
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干ししいたけ4枚
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にんじん40g
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さやいんげん30g
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だし200g(1カップ)
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砂糖4g(小さじ1 1/3)
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みそ(赤)16g(大さじ1弱)
作り方
- じゃがいもは皮をむいて一口大に切ります。
- 干ししいたけは水で戻して軸を取り、 そぎ切りにします。にんじんは1cm厚さの半月に切ります。
- さやいんげんは筋を取ってゆで、斜めに切ります。
- 鍋にだしをあたため1、2を入れ、煮立ったら火を弱めて4~5分煮ます。 砂糖、みそを溶きながら加えて、じゃがいもがやわらかくなるまでさらに煮ます。最後に3を加えて1~2分ほど少し煮ます。

宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
宗像先生のホームページはこちらから。