胃の不調の原因はさまざまですが、症状としては、胃のもたれや胸やけ、胃痛、吐き気などがあります。栄養バランスがとれるように、できれば1日3食、規則正しくとるようにしたいものですが、症状のあるときには無理をしないで、食べたいと思ったときに少しずつとるようにしましょう。胃腸に刺激を与えないよう、温かくて消化の良いものを選んでください。魚は白身魚、鶏肉は皮を除いたもの、牛や豚は脂身の少ない柔らかい部位をとるようにします。調理法は煮る、蒸すがおすすめです。魚を生でいただく場合は、鮮度のよい白身や赤身の刺身などが無難です。
白身魚入り小田巻蒸し

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栄養素(1人分)
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エネルギー328kcal
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たんぱく質19.3g
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脂質6.1g
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塩分2.7g
茶碗蒸しに主食のうどんを入れた、身体が温まる、寒い季節にぴったりなレシピです。卵や魚を使った、胃にやさしい主菜兼用の料理です。これにほうれん草の葉先を柔らかく茹でたあえものを添えると、バランスのよい献立になります。たらのかわりに、皮を除いた鶏の胸肉やささみでもOKです。

材料(2人分)
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ゆでうどん400g(2玉)
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しょうゆ(まぶし用)6g(小さじ1)
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たら(生・切り身)80g(1切れ)
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にんじん30g
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糸みつば10g
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【A】だし汁 300g (1と1/2カップ) 塩 2g(小さじ1/3) しょうゆ 2g(小さじ1/3) 卵 100g(2個)
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作り方
- 【A】のだしに塩、しょうゆを溶かし、溶き卵と合わせ、こしておきます。
- ゆでうどんにしょうゆをまぶします。
- たらは皮、骨を取ってそぎ切り、にんじんは薄く切って花形で抜くか、いちょう切りにします。
- 糸みつばは茹でて結びます。
- 器に②を等分に入れ、①を注ぎ、③を彩りよくのせます。
- 蒸気のあがった蒸し器に⑤を入れ、強火で3分、表面が白っぽくなったら弱火にして14~15分蒸し、④をのせます。
豆腐入り肉団子と野菜の煮物

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栄養素(1人分)
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エネルギー163kcal
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たんぱく質18.1g
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脂質4.1g
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塩分1.6g
ひき肉に豆腐を加えた、消化のよい肉団子。鶏ひき肉は、皮を除いた胸肉か、ささみを使いましょう。野菜は消化しやすいものをとりあわせて、煮込みます。かぶやブロッコリーのかわりに、大根、カリフラワー、じゃがいもなどもOKです。

材料(2人分)
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玉ねぎ40g
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豆腐100g(1/3丁)
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かぶ120g
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にんじん50g
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ブロッコリー40g
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だし汁250g(1と1/4カップ)
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砂糖6g(小さじ2)
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しょうゆ12g(小さじ2)
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【A】鶏ひき肉(皮なし) 100g 卵 20g 塩 1g(小さじ1/6) 片栗粉 3g(小さじ1)
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作り方
- 玉ねぎはすりおろし、豆腐はつぶします。
- ボールに①と【A】を合わせてよく混ぜ、一口大に丸めて肉団子を作ります。
- かぶは6~8等分に切り、にんじんは輪切りにします。
- ブロッコリーは茹でて小房に分けます。
- だし汁を煮立て、②を入れて浮いてきたら少し煮て取り出します。
- ⑤に③を入れ、煮立ったら弱火にして3~4分煮、砂糖としょうゆを加えて柔らかく煮ます。最後に先ほど煮た肉団子と④を加えて煮ます。

宗像 伸子(むなかたのぶこ)
ヘルスプランニング・ムナカタ主宰 女子栄養大学専攻科卒・管理栄養士/山王病院、半蔵門病院栄養部に長年勤務/帝国クリニック栄養コンサルタント/東京家政学院短期大学客員教授
平成6年度(財)国民栄養協会の「有本邦太郎賞」受賞
カラー版 『一品料理500選』医歯薬出版/『1200キロカロリーの献立』日本放送出版協会/『からだにおいしい キッチン栄養学』高橋書店/『一生元気! 50歳からの健康ごはん』海竜社など著書多数。
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