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慢性ITPの治療
血小板数3万/μL以上で出血がない状態を目指します
血小板数が3万/μL未満になると出血が起こりやすくなりますので、治療では、血小板数3万/μL以上で出血がない状態を目指します。
血小板数が3万/μL以上で出血のない、または少ない方は、特別な治療はせずに注意深く経過をみていきます。
小児の患者さんでは、血小板数に関わらず注意深く経過をみていきます。患者さんやご家族の日常生活に影響がある場合や、出血の程度によって治療を検討します。
慢性ITPの治療
治療方法 | 特徴・治療内容 |
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ヘリコバクター・ ピロリ菌の除菌 |
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副腎皮質 ・ ステロイド療法 |
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免疫グロブリン療法 |
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トロンボポエチン 受容体作動薬 |
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抗CD20 モノクローナル抗体 |
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脾臓摘出 |
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患者さんの状態などによって治療をお休みしたり、中止することが あります。
[参考]
・難病情報センター 特発性血小板減少性紫斑病(指定難病63)
(https://www.nanbyou.or.jp/entry/157)2024年11月12日アクセス
・柏木浩和, 他. 臨床血液 2019; 60: 877-896
(成人特発性血小板減少性紫斑病治療の参照ガイド2019 改訂版)
・日本小児血液・がん学会 監: 小児免疫性血小板減少症診療ガイドライン2022年版.
診断と治療社, 2022, 1-37, 52-56p